このマンガが読みたい!<ARMS>『
ARMS』(アームズ)は、皆川亮二(原案協力七月鏡一)による漫画。週刊少年サンデーに連載された。第44回(平成10年度)小学館漫画賞受賞。
概要「事故」や「事件」に巻き込まれて失った身体の一部に、義手や義足ではなくナノマシンの集合体を移植され、それにより世界規模の陰謀に巻き込まれて行く少年少女たちの物語である。物語のモチーフとして、『不思議の国のアリス』や『鏡の国のアリス』などのルイス・キャロル作品が用いられている。2001年4月から2002年3月にかけて『PROJECT
ARMS』(プロジェクト アームズ)のタイトルでTVアニメ化もされ、テレビ東京にて4クールに渡り放映された。
登場人物一部のキャラクターの名前は永井豪、石川賢の作品の登場人物をモチーフとして名付けられている。
[ 主人公 ][ 高槻涼 ](たかつき りょう/声優:神奈延年)
: 本作の主人公。無尽蔵の破壊力を秘め、「憎悪」の意思を示すオリジナル
ARMS"#ジャバウォック|ジャバウォック"(魔獣)を宿す。ただし本人は「平凡な高校生」だと思い込んでいたなど、事件が表面化するまで気付かないほどに偽装されていた。
当人は全く知らなかったが、世界屈指の傭兵の両親を持ち、幼いころから父親にサバイバル技術を叩き込まれてきた。父親譲りの格闘術もかなりのもので、同じく父親に教えられたトラップの腕前も「タチが悪い」「えげつない」と評されるほど。
普段は飄々としているが人当たりは良く、いかなる場合にも冷静で的確な判断力と、正確な分析力を発揮する精神力の持ち主である。しかしジャバウォックの覚醒が強まるにつれて、怒りや悲しみの感情が昂ぶると、ジャバウォックに取り込まれて度々破壊の権化と化してしまっていた。その為自分の中の「魔獣」の存在に怯え常に葛藤している。詳細は高槻涼を参照。
: 名前の由来は『ゲッターロボ』の主人公『流竜馬』から。
[ 新宮隼人 ](しんぐう はやと/声優:三木眞一郎)
: 『ミストルテインの槍』を持ち「仁愛」の意思を示すオリジナル
ARMS"#ナイト|ナイト"(騎士)を宿す。
父親を殺したキースを捜す内に涼達と出会い、エグリゴリとの戦闘を本格化させていく。ナイトはジャバウォックの暴走を止める為の『
ARMS殺し』とカウンターとしての使命を委ねられており、最悪の場合、相棒であり親友である涼を殺さねばならない運命に苦しむ。
直情的な性格で情に厚く、グランドキャニオンでの凄惨な事件や自分の意に反したナイトの行動などで、一時は
ARMSが使用不可能になり、
ARMS仲間の巴武士を助けられなかった無力を抱き、その後、自分の弱さに負い目を感じて仲間の前から姿を消すが、高槻巌との出会いを経て祖父から教わった極意に開眼し、戦線に復帰した。
新宮流古武術を使用し、その極意である「水の心(明鏡止水)」の精神を示した際の戦闘能力は総じて高く、複数の亜音臓
.%5%$%\!<%0$9$i05E]$7!"
ARMSの力を使わずとも、生身でカルナギやモデュレイテッド
ARMSを圧倒していた。また、この極意は
ARMS完全体と化した際、隼人がナイトの全神経を引き受ければ(ただし人間が
ARMSの戦闘のダメージを知覚することは、心が壊れかねない諸刃の剣である)
ARMSの能力すら十二分に活かしきれる為、ナイトの攻撃能力との相乗効果で極めて高い決戦能力を発揮する。その際は、ニューヨークで巨大化したジャバウォックと、一騎打ちを果たし追い詰める事すら可能であった。
久留間恵とは、反発しつつもお互いに認め合うようになる。超天才少年のアル・ボーエンの頭にしょっちゅう鉄拳制裁を食らわしたりもしているが、仲間や弱者に対する義侠心は誰よりも強く、身を呈してかばう一面もある。10年後はプロの格闘家となり、新宮流古武術の入門希望者も増えているようで\xA1
$"$k!#
: 名前の由来は『ゲッターロボ』シリーズの登場人物『神隼人』から。
[ 巴武士 ](ともえ たけし/声優:うえだゆうじ)
: 隼人に続き訪れる転校生。両足に飛行能力を持つ最速のオリジナル
ARMS"#ホワイトラビット|ホワイトラビット"(白兎)を宿す。
性格面では多少臆病な面を持つが、人間の領域を超えた抜群の反射神経の持ち主である。
ARMS移植後に自分を含めて全ての者に対して敵対心を持っていたが、涼や隼人に出会い、心を開いていくようになった。その後は、仲間や大切な人々を守る為にエグリゴリとの戦闘に身を投じていく。
一見すると軟弱のようだが、上記のように反射神経が飛びぬけて優れており、ホワイトラビットの極超音速の超高速活動にも対応できるほか、オーバーテクノロジーで強化された超人を凌ぐ運動能力を持つ。その天性の反射神経と動体視力は高槻美沙すら驚愕させた。精神面でも、涼たちと旅を続けていくうちに成長を遂げ、自信と落ち着きを持つようになった。また終盤で
ARMSの力を失った際にも敵の
ARMSを、涼や\xA1
H;?M$N$h$&$J!X5;!Y$G$O$J$/=c?h$J?HBNG=NO$G7bB`$7$F$$$?$3$H$+$i!"$=$N@x:_G=NO$N9b$5$r<($7$F$$$?!#
彼だけは他の三人と異なり高槻巌に導かれたのではなく、巌を逆に最後の局面に「導く」存在であった。またホワイトラビットの名が示す通り、アリスを外界に導いたのも彼であった。運動神経が人並み外れていることを生かし、後にサッカー部に入部している。10年後にはセリエAで活躍する日本人選手になる。隼人曰く「世界一有名な日本人」
: 名前の由来は『ゲッターロボ』シリーズの登場人物『巴武蔵』から。
[ 久留間恵 ](くるま けい/声優:高山みなみ)
: 反エグリゴリ組織ブルーメンのメンバー。情報収集型オリジナル
ARMS "#クイーン・オブ・ハート|クイーン・オブ・ハート"(ハートの女王)を宿す。X-ARMYとの死闘の後、涼達と行動を共にする。オリジナル
ARMSのリーダーとなる存在で、涼の幼馴染である赤木カツミと瓜二つの容姿をしている。
初めは自分の有能さを鼻にかけて高慢な態度で他人に接していたが、過酷な状況に直面することで、強い意志を持った真のリーダーへと成長していく。移植された
ARMSの攻撃能力は皆無に等しいが、『アイギスの鏡』の発動時には、あらゆる攻撃に対する絶対防御と反射能力を持つ。
無鉄砲な新宮隼人とは何かにつけぶつかっていたが、
ARMSが使えなくなった隼人が行方不明になった時にも、隼人の帰還を信じて戦うなど強い信頼感を見せた。
彼女が持つクイーン・オブ・ハートはアリスの写し身であり、恵自身にはア\xA1
%6%<%k$r2p$7$F
ARMSの覚醒、リセット、消滅が可能な「審判者」としての役割が委ねられていた。10年後には、李が社長を務めるソフトウェア会社に勤め、隼人と交際している(プロポーズはまだ)。
: 名前の由来は『ゲッターロボ』シリーズの『車 弁慶』から。
[ 赤木カツミ ](あかぎ カツミ/声優:三浦智子)
: 主人公の幼馴染で、普通の女子高校生。物語のキーパーソンとなる存在。
: 高槻涼たちと共に赴いた鐙沢村(あぶみざわむら)において、涼の目の前でエグリゴリの爆撃に巻き込まれて死亡したと思われていたが、その後、エグリゴリに保護されていることが判明した。カツミはキース・グリーンが拠点とするニューヨークの邸宅に滞在していた。
: 涼達がアメリカを旅する中、彼女は恵と同じ遺伝子を持つ存在で、遺伝子上双子の姉妹ということが判明する。カツミは、エグリゴリが創ることのできた唯一のオリジナル
ARMS適正者だったが、彼女には
ARMSを移植されずに、別の目的で研究者(赤木祥子)の娘として普通に育てられることとなった。
: さらにその後キース・ブラックによって、エグリゴリの司令塔とも言うべき巨大金属生命体(後述の「アリス」を参照)がある中枢本部の最深部に監禁状態になり、たどり着いた涼とブラックの対決が、カツミの目前で繰り広げられる。決闘の最中、キースシリーズの父ホワイトの精神が、ブラックの体を乗っ取り、ホワイトの計略によってカツミは涼自身の
ARMSの爪で胸を貫かれる。涼の絶望と自己嫌悪で暴走したジャバウォックごと、カツミは金属生命体に飲み込まれる。しかしカツミはその中で生存しており、涼や「アリス」達の奮闘や、ユーゴーが命を懸けることによって、カツミは現実世界に生還することができた。
: しかし、その後
ARMS"バンダースナッチ"(滅びの神獣)を宿すことになり、エグリゴリ残党の女王として君臨する。バンダースナッチとなったカツミにはもはや、「赤木カツミ」としての意識はなく、黒幕であるホワイトの思惑の元、現行地球人類の根絶を図る。涼は、バンダースナッチとしてカツミとその中に生きる?アリス?を滅ぼすのか、究極の決断を迫られることになる。
: 高槻涼と彼女が日常に帰ることが、この作品の一貫したテーマである。涼とカツミの結末もラストで語れており、10年後には、涼と結婚して一児の母になる。父親の教育の影響による、娘のやんちゃ振りに頭を悩ましているが、彼女には
ARMSを巡る旅で、常にその背後にあったある人物の名前がつけられている。
[ キースシリーズ ]エグリゴリが人類の進化とプログラムの実行のため開発したクローンチャイルドで
ARMS適応因子が含まれている。そのオリジナルはエグリゴリで絶大な権力を握る科学者キース・ホワイトである。傲慢で自己中心的な性格を持つ者が多いが、皆プログラムに縛られている運命にあり自由を求めている。
現在一部を除いて4人のキースシリーズが、表向きには死亡したホワイトの後継者としてエグリゴリの指導的地位にあり組織全体を専制政治によって支配している。
・ キース・レッド(声優:速水奨)
: エグリゴリのエージェント。両腕にアドバンスト
ARMS "グリフォン"(幻獣)を持つ。超振動及び超音波を操り、物質の分子結合に干渉して触れる物全てを分子レベルにまで破壊する。他のキース達と同じ遺伝子プールから生まれた存在ではあるが、“欠陥品”“初期不良品”的な存在であり、正式にはキース・シリーズには加えられておらず、最高幹部の座も与えられていない。他のキースシリーズの高みに上るため、オリジナル
ARMS の奪取に執着する。ただしキースシリーズ内では直情的な性格で他のメンバーとはそりが合わず、ほとんど独自の行動をしていた。
: アル・ボーエンの双子の弟ジェフ・ボーエンを殺害し、また魔王クリフ・ギルバートをいとも簡単に葬った。藍空市における"スナーク狩り"にて、ナイトの「ミストルテインの槍」の前に砕け散る。; キース・シルバー(声優:川津泰彦)
: エグリゴリの最高幹部の一人。キースシリーズの三兄。アドバンスト
ARMS "マッドハッター (
ARMS)|マッドハッター"(帽子屋)を持ち、荷電粒子砲「ブリューナクの槍」を使う。アリスの「闘争」の意志を宿す。
: キースシリーズになる前の名は育ったメキシコの研究所職員に名づけられたアレックス。本来闘いを好まなかったがプログラムに縛られ、結果戦闘型の
ARMSとして存在する道を自分の意思で選ばされてしまう。「プログラム・ジャバウォック」から自由になる為、ジャバウォックを滅殺しようとするが、ギャローズ・ベルでの戦闘において、ジャバウォックの反物質砲を覚醒させてしまい、再生不可能な傷を負わされる。人から無理やり与えられた物といえ、己に与えられた使命(プログラム)「闘争」を自身を構成する確かな物と悟り、それに抗う事を止めて戦闘生命として生きる事を決意、カリヨンタワー内での戦闘において部下を皆殺しにした後、ジャバウォックとの最終決戦に挑み壮絶に散る。; キース・グリーン(声優:私市淳)
: エグリゴリの最高幹部の一人。キースシリーズの末弟で最年少。アドバンスト
ARMS "チェシャキャット"(チェシャ猫)を持ち、空間干渉により、離れた場所へ移動する空間転移や、物理的特性に左右されず全ての物質を切り裂く空間の断裂や、空間の断裂を360度全域に放つ「魔剣アンサラー」と呼ばれる技を使う。アリスの「希望」の意志が託されている。本来は柔和な性格であったが、キースシリーズの持つ運命に翻弄されて捻じ曲がってしまっていた。
: 当初はキース・ブラックの命により「プログラム・ジャバウォック」のためだけに鐙沢村でカツミを保護するが、やがてカツミに惹かれ、彼女を救う為ブラックに反抗する。空間を操る力をブラックに見切られコアに致命傷を負ってしまい、最後の力を振り絞り空間転移によって高槻涼をブラックの眼前に導き息絶える。; キース・バイオレット(声優:桑島法子)
: エグリゴリの最高幹部の一人で現存するキースシリーズ唯一の女性。アドバンスト
ARMS "マーチ・ヘア"(三月兎)を持ち、ホログラムやレーザー光線を操る「バロールの魔眼」を使う。シルバー、グリーン、ブラックと同様アリスの遺志を託されているが、それが何かは不明。
: 自身の運命を変えるため、涼達に希望を託し時にサポートする、平和を願う唯一のエグリゴリ最高幹部。希望が絶たれた時に涼達と敵対するが、カリヨンタワーの戦闘でナイトに敗れ、藍空市の最終決戦では涼達の仲間となり共闘する。10年後には国務関係の職に就いている。最終決戦の後、
ARMSの力は消え失せた。唯一生き残ったキースシリーズの人間。; キース・ブラック(声優:置鮎龍太郎)
: エグリゴリを統率する最高幹部の筆頭で,キースシリーズの次兄。
ARMS "ハンプティ・ダンプティ (曖昧さ回避)|ハンプティ・ダンプティ"(神の卵)を持ち、刃先が単分子レベルの厚みしか持たないこの世で最も鋭利な剣「神剣フラガラッハ」を使う。アリスの「絶望」の意志が託されている。最終形態発動時にはその体がエネルギーを吸収する暗黒体(力場)に被われており、あらゆる
ARMSの攻撃を無力化・能力を吸収し、ほぼ無敵と言える能力を持つ。
:
ARMS移植前はM-83と呼ばれ、エドワウやティリングハーストからは「セロ」と呼ばれる気の弱い少年であった。アリス以外では初の
ARMS適合者となり、移植手術成功後はアリスの意思に導かれるまま、父キース・ホワイトを殺害し、エグリゴリの実権を奪取する。アリスの意思の下、「プログラム・ジャバウォック」を着実に遂行していく中、ハンプティ・ダンプティに取り込まれたホワイトの残留思念とその目的とする所を察知し、高槻涼に自らを殺させようとするが、その寸前にホワイトに体を乗っ取られる。; キース・ホワイト(声優:井上和彦 (声優)|井上和彦)
: エグリゴリの事実上の総帥である最高幹部で全てのキースシリーズの父でもある科学者。アザゼルが人間と融合しようとした光景を見て、人類の進化を掲げ、更なる高みへ導くべく、エグリゴリに
ARMS計画を提唱した。1970年頃エグリゴリの最高幹部に就任し事実上の最高権力者として君臨していたが、ハンプティ・ダンプティを宿したキース・ブラックに殺されてしまう。しかしその意思はハンプティ・ダンプティに取り込まれ、ブラックの体を乗っ取る機会をうかがっていた。
: その目的は究極の進化であり、神、つまり星と一体化することを望んでいる。「プログラム・ジャバウォック」の失敗後、「プログラム・バンダースナッチ」を掲げ、アザゼルΩとバンダースナッチを取り込み、神としての進化を目論むが藍空市での最終決戦にてナイトの前に敗れる。そしてアザゼルが惹かれるのが人の心だとアルから知らされ、在りもしない幻想に振り回されていた事を笑いながら砕け散った。; キース・ブルー(声優:石丸博也)
: ブルーメンの最高意志決定者で、キースシリーズで彼だけがエグリゴリの人間ではない。その上に、物語に出てくるキースシリーズで、最年長の長兄。
ARMS不適合者で、リミッター無しでは数時間と生きられない体となっており、常に車椅子に乗っている。
ARMS移植前はM-71と呼ばれていたが、番号で呼ばれることを嫌い、セロ(後のキース・ブラック)及びティリングハーストとの間だけではエドワウという名前を持っていた。第28次
ARMS移植実験を受けるが適合せず、廃棄処分を待つのみであったが、高槻巌がエグリゴリの研究所に侵入した際に4体のオリジナル
ARMSをティリングハーストに授けられ、それとともにエグリゴリを脱し、カラーネームもその際にホワイトの嫌いな色「青(憂鬱の色、希望の色)」からティリングハーストによって与えられた。その後反エグリゴリ組織「ブルーメン」を結成する。
:完全な適合者ではないが、アドバンスト
ARMS "ドーマウス"(眠り鼠)を持ち、針状の爆弾「魔弾タスラム」を使う。鐙沢村におけるキース・ホワイトとの戦闘で圧倒的なホワイトの実力の前になす術がなく、ついには自爆し果てるが、その犠牲は、神の卵の殻に確実かつ致命的な亀裂を生じさせていた。
[ 味方 ]・ アル・ボーエン(声優:緒方恵美)
: エグリゴリの実験によって生み出された天才児「チャペルの子供達」の中で最優の頭脳を持つ少年。「人類一の頭脳を持つ」と自負するも、隼人からは「ナマイキなガキだ」といわれ、しょっちゅうゲンコツを食らう。登場当初は異常な才能のみが他人に認められ、それ以外では存在意義を見出せなくなっていたが、隼人の家に居候をはじめてからは、多感な年頃の子供として扱われるようになり、憎まれ口を叩きつつもその状況に居心地の良さを見出している様子。
: 初めは敵として洗脳サイボーグを操ってオリジナル
ARMSに戦いを挑んだが、双子の弟であるジェフをキース・レッドに殺されてからは、エグリゴリを憎んで涼たちとともに行動する。ただし当人は「オリジナル
ARMSの研究」と称している。10年後には若くしてナノテク治療の第一人者となる。臨床の現場を離れたくないとの思いから、数々の研究機関からの誘いをけって藍空市の大学の医学部で研究を続け、学生に対しても教鞭を振るっている。講義への真剣さに欠ける学生にゲンコツを食らわせるのは、隼人の影響か。; ユーゴー・ギルバート(声優:本間ゆかり)
: 他人の思考を読み取ることができる世界最強のテレパシー|テレパシスト。「エンジェル・ユーゴー」の異名を持っている。その能力は人の心を読めるだけではなく、他人の意識を中継したり、あるいは精神を他人ごと誰かの精神に送りこむことすらできる。
: エグリゴリの超人部隊「X-ARMY」のメンバーだったが、エグリゴリ内では常に実験対象として扱われ、他者の心を読めるが故に研究者達の心の暗黒面に晒されて育ったため、心に深い傷を抱き、超人部隊の仲間にのみ心を許していた。涼の心の深奥に触れて自分たちの境遇を重ね合わせ、また兄のクリフや仲間たちを不要になったとしてエグリゴリに殺されてからは涼とともに行動し、涼に好意を抱くようになる。涼の心の中で一番誰が大切なのかを知りつつも、涼を救うために幾度となく危機に飛び込んでいく。暴走し破壊の権化となったジャバウォックを止めるためその精神力の全てを使って涼を救い、そして人類を救って静かにその短い生涯を終える。; 高槻巌(たかつき いわお)(声優:有本欽隆)
: 涼の父親。幼い頃から涼にサバイバル技術や戦闘技術を教え、また、涼が
ARMSとしての運命に打ち勝てる様に人間としての優しさや強さを教えてきた。
エグリゴリに壊滅させられた「鐙沢村」の、忍者一族の出身。傭兵時代は「静かなる狼(サイレントウルフ)」の異名で名を馳せ、米国の諜報機関が総がかりで敗北したほどの凄腕。そう語ったアメリカ大統領|米国大統領ジェイムズ・フリント(作中の架空の人物)は巌を友人と呼び、かつて何らかの関わり(諜報戦で敵対か協力)があったと推測される。彼が言うには、唯一の失策は「巌を自分の側近に迎え入れられなかったこと」だそうである。作中ではエアフォースワンにも搭乗している。
反エグリゴリ組織の依頼でエグリゴリの施設に潜入し幼いキース・ブルーを救出、更にその後ブルーメンから
ARMSの子供の一人涼を預かる。現在、世界中を回りながら
ARMSの子供達を見守り、時に恵や隼人の前に現れて(「単身赴任のサラリーマン
W$HL>>h$C$F$$$?!K!"H`$i$rF3$$$F$$$?!#NC$@$1$G$J$/!"B>$N
ARMSの子供達にもわが子のような思いを持って接していた。
旅をしていない時はニューヨークのハーレム_(ニューヨーク市)|ハーレムに滞在し、地元の子供たちに武術を教えている。ハーレムの人々は巌を「ウインド」と呼び、平和を取り戻してくれた「ブラザー」として慕っていた。
リーダーの自信を失った恵には単純ながら重要なリーダーの極意を説き、カルナギに敗れた隼人に対しては、ニューヨークのハーレムに滞在させ、隼人の「水の心」の記憶を呼び覚まし会得させた。また巌自身も「水の心」を会得しており、その戦闘スタイルは銃を使わず、素手かナイフなどの刃物を駆使する武術だが、サイボーグやミュータントのみならず、完全体の
ARMSとすら互角以上に渡り合うことができる。
藍空市における最後の戦いで旅の目的であった、故郷をエグリゴリに売った実の弟と対峙し、止めをさせなかった過去の甘さと決別し自らの手で引導を渡す。
ARMSをめぐる戦いが終わった後\xA1
$O!":F$S
@$3&$rN9$7$F$$$k!#
なお鐙沢村で腕を斬られ、瀕死の状態だった幼い隼人を救出したのも彼である。; 高槻美沙(たかつき みさ)(声優:一城みゆ希)
: 涼の母で年齢は不詳。涼からは「のんきな母さん」・カツミからは「美沙ちゃん」といわれており、常にニコニコしている。
: 「笑う牝豹(ラフィング・パンサー)」「地獄の黒魔女(ヘルズ・ブラック・ウィッチ)」の異名を持つ凄腕の傭兵。エグリゴリのサイボーグ部隊をあっという間に壊滅させる圧倒的な実力者で、ワイヤーによる絞め技のほか、ベレッタM84の2丁拳銃による射撃を得意とし、過去に巌と共に幾人もの要人や凄腕の兵士を始末してきた。
: 戦略や戦術の分析も得意としており、ガウスをもってして「最悪の戦況でも最大の戦果を生み出す戦場の天才」と言わしめる程。“スナーク狩り”を熟知しており、藍空市殲滅戦では敵の虚を突く攻撃を仕掛けた。熟練の戦士である彼女は、無意識でも正確な動きで戦えるため、超能力者でも動きの先読みができなかった。; 兜光一(かぶと こういち)(声優:中村大樹)
: 型破りな藍空警察署の刑事。エグリゴリの圧力のかかった事件を徹底的に追い続ける内に
ARMSと出会う。その後、警察に辞表を提出しブルーメンに参加。技術も力も無いが、度胸と頭のキレは中々のもので、子供の頃の将来の夢は「正義の味方」を標榜していただけあって、常に正義感に燃えている。
: 燃えているが力及ばず満身創痍になることもしょっちゅうではあるが、一人の男として最大限の努力を惜しまず、終盤まで重要な局面での涼達のサポートを行っていた。警察内でも元々はキャリア組だった事から能力は高い。
:「おっさん」と呼ばれるがまだ29歳である。
: 名前の由来は『マジンガーZ』の主人公『兜甲児』から。; 新宮十三(しんぐう じゅうぞう)(声優:藤本譲)
: 隼人の義理の祖父。新宮流古武術の師範でもある。
X-ARMYのヴォルフに襲われたり、市街地での戦闘で肩を撃たれたりと、寄る年波には勝てず危機を迎える局面が多かったが、白兵戦でのエグリゴリの戦闘サイボーグや強化人間相手には、ほとんど無敵ともいえる強さを誇る。ヴォルフにやられたのは、異常な治癒力故の相性の悪さが露呈していたと思われる。
若い頃は巌をして「現役時代の彼には今の私でも勝てない」と言わしめるほどの実力者だった。; 新宮修一郎(しんぐう しゅういちろう)(声優:岡部政明)
: 新宮隼人の養父で新宮十三の息子。作中の記述から居合の達人であったと思われる。鐙沢村で隼人を守り、キース?ブラックに首を刎ねられ殺される。; 巴麻耶(ともえ まや)(声優:大本眞基子)
: 武士の1つ下の義妹。幼い頃に自分をかばって事故にあった武士に負い目を感じて心配している。; スティンガー(声優:稲葉実)
: 強化人間部隊“猟犬(ハウンド)”隊長「アルファ・ハウンド」。主であるオスカーに忠義を尽くすと共に、父親の代役にもなる。かつて普通の兵士だった時には家族もいたようだが、家族よりも戦場を選んだことを後悔している。
: 脳内のアドレナリンを過剰に分泌させる事により、短時間戦闘力を飛躍的に高めることができるが、それは再起不能と紙一重である。オスカーの制止も聞かずその力で高槻涼を後一歩の所まで追いつめるが、オスカーが危機に陥ったことに心を乱され、お互いに必要とし合っていることを自覚して敗北を認める。
: その直後ギャローズ・ベルからの退却戦で涼たちと共同戦線を張り、後にブルーメンの活動に同調して独自活動を行う。; オスカー・ブレンテン(声優:摩味)
: ギャローズ・ベルの「チャペルの子供達」のリーダー。“猟犬(ハウンド)”部隊の力とオリジナル
ARMS を捕獲・洗脳してエグリゴリに反旗を翻そうとする。
: その実体は親の愛に餓えた寂しい子供で、エグリゴリの特殊な薬物の投与により幼少から過剰な能力を持った。そのため親に売られてエグリゴリに協力していた。親はエグリゴリに子を売った金と自責の念で自堕落な生活を送っているため、軽蔑していた。ギャローズ・ベルでリーダーに君臨していながらアルの頭脳を素直に認め引き抜こうとするなど、謙虚さも持ち合わせている。
: エグリゴリの攻撃で壊滅的な損害を受け、アルにアザゼル研究の成果全てを託す。; ラルフ・コールマン(声優:中田譲治)
: ブルーメン所属の傭兵。陽気な黒人でカポエイラなどの格闘技に通じており、銃器の扱いにも長けている様子で、量産
ARMS程度なら撃退できるほどの戦闘力を持つ。高槻夫妻の元部下で人当たりが良く、涼たちを陰ながら幾度も助けてきた。; 李春香(リー・チュニャン)(声優:中谷ゆみ)
: 同じくブルーメン所属。戦闘よりも情報通信を主な任としている。子供の頃に村をエグリゴリに殲滅されて復讐を誓った一人。兜光一の窮地を救い、後に逆に彼に助けられ、信頼し合うようになる。なお「子供の頃の夢」は光一と同じく「正義の味方」だとか。; サミュエル・ティリングハースト(声優:依田英助)
: 世界最高の物理学者でエグリゴリの最高科学顧問。かつてキース・ホワイトと共に"アザゼル"の研究をしていた。アリスを実の娘のように思っており、その死と同時に一度エグリゴリから離れたがアリスのアザゼル内での生存を知り再びアザゼル、そして
ARMSの研究に携わるようになる。「チャペル計画」の生みの親でもあり、“アリス”と繋がるホームページを作った人物でもある。しかし非人道的なエグリゴリに疑問を抱いている。チェス好きであり、アルを相手にしても無敗を誇った。カリヨンタワーにおける爆発からアルを庇い致命傷を負い、アルに全てを託してこの世を去る。; ママ・マリア(声優:滝沢ロコ)
: ニューヨークのハーレムの黒人たちの中で、最も尊敬されている最長老の女性。黒人以外では唯一、ハーレムで一目置かれている高槻巌のみが面会を許されている。足腰と目が不自由だが、その手を握った者の心の中を見抜く、不思議な能力を持ち、隼人やキース・バイオレットの本質も一瞬で見抜いた。; メアリー・カッツ(声優:井上瑤)
: 涼達の前に初めて現れた「ブルーメン」の一員。鐙沢村で非人道的と知りつつ人体実験を行っており、その罪を贖うかのようにエグリゴリによる殲滅戦で死亡する。; ヨハン・ホルスト(声優:江川央生)
: ブルーメン最強部隊「ドラッケン」の隊長。背中に鎌のような4本のアームを備えたサイボーグであり、歴戦の勇士である。エグリゴリからブルーメンに翻っており、「クリムゾン・トライアッド」のガシュレーは戦友、「ネクスト」のクラークは元上司である。
: 自分たちサイボーグが
ARMS の踏み台でしかなかったことに憤っており、エグリゴリからの離反の理由もそれだが、同時にオリジナル
ARMS 移植者にも激しい敵意を抱いている。エグリゴリから離反した事でメンテナンスや修復が受けられなくなり、その体はとっくに耐用年数が過ぎているが、戦死した仲間達の部品の流用により体の半分以上を維持しており、たとえ命と引き換えになろうともエグリゴリを叩き潰すことに執念を抱いている。
[ 敵組織 ]・ ジェフ・ボーエン(声優:大本眞基子)
: アルの双子の弟。過ぎた知能が原因でイジメを受けた経験により、兄弟共に「学校」そのものに憎しみを抱いている。アルと共に、死んだ兵士を改造した「プラス」と「マイナス」を引き連れる。
: オリジナル
ARMSを持つ主人公達に戦いを挑むも、2人の暴走を咎めたキース・レッドに殺される。; コウ・カルナギ(声優:徳丸完)
: 特殊能力者を集めて収容、研究している施設「アサイラム」の中で最も危険な存在といわれる男。
: 強さを追い求め、生身の人間でありながら、
ARMS以上のパワーとスピードを持ち、最強の強度を誇るといわれる”ナイト”のブレードをも素手でへし折った。戦闘サイボーグなどは全く意に介さない程の戦闘能力を誇る。その身体を検査した東洋医によると、「生まれながらして全身のチャクラが開いている」そうである。
: ニューヨークにたどり着いた涼たちを、他の2人の仲間と共に襲撃し、心に迷いを抱えた隼人と武士の二人を一瞬にして戦闘不能にした。武士はこの戦闘で致命傷を負うこととなった。しかし再度隼人と相対したとき、『水の心』を会得した隼人に完敗する。その後、用済みになったとしてジェームス・ホワンに瀕死の状態にさせられてからはしばらく姿を消していたが、終盤にホワンへの復讐を目的に再度姿を現し、アルの説得で涼たちと共闘する。; ラヴィニア・ウェイトリー
: 「アサイラム」の収容者の一人で、カルナギ達と共にニューヨークの涼たちを襲撃する。ユーゴーと似たテレパシー能力の持ち主だがその能力の使い方は全く異なり、悪夢のイメージを見せて相手の精神を攻撃する。通称?悪夢(ナイトメア)のラヴィニア」。その力でユーゴーを攻撃するが、それをそのまま跳ね返されたことによって見た自分のトラウマによって潰れてしまう。その後自由になるためにカルナギと共にホワンを襲うが失敗、ホワンの心を読んで恐怖していた。アニメには未登場。; ジェームス・ホワン
: カルナギ、ラヴィニアと同じく「アサイラム」の収容者。遠隔透視能力(リモート・ビューイング)で涼たちの居場所を特定し、カルナギたちと共に襲撃する。一見軽い性格で、前線で直接戦うのは他のメンバーに任せていた様子だったが、カルナギたち他の連中が戦闘不能になったと見ると本性を現し、衝撃波のような技で涼を吹き飛ばして姿を消す。その後カルナギたちを切り捨てて、キース・ブラックの側近となり、「カリヨンタワー」で涼たちの前に姿を現す。
:高槻崖|その正体は、高槻巌や「鐙沢村」と深い関わりがある。ラヴィニアと同じくアニメには未登場。; ヒューイ (声優:高田祐司)
: 最新サイボーグ軍団「ネクスト」のリーダーにして、エグリゴリの本拠地「カリヨンタワー」の最高責任者。元は人間だったが、不治の病によって、死亡。父のデューイ・グラハムによって、「ネクスト」として蘇る。戦闘機能としては、超振動や高速移動など。同じ記憶を移植された部下達を擁し、集団で襲い掛かる。後に「クイーン・オブ・ハート」に破壊された右腕の代わりとして、高出力レーザー砲が装備される。最後まで戦うことを選択して「カリヨンタワー」の崩壊と共に死亡。; グリージョ(灰色)兄弟
:シシリア島|シシリアンマフィアのドン・パゾリーニに雇われた凄腕の殺し屋兄弟。兄ネロ(黒)と弟ビアンコ(白)のコンビネーション攻撃を得意とする。マフィア本拠地にて風(ウィンド)こと高槻巌の前に敗れ、その後隼人を的にかけようとするが水の心に目覚めた隼人の新宮流古武術の前に返り討ちに遭う。 ; ガウス・ゴール(声優:岩田光央)
: ”残忍なる知将”の異名を持つ都市戦の心理戦の専門家の傭兵。老齢の為寝たきりになっていたが、X-ARMYの研究成果によって作られた若々しく特殊能力を持つ不死身の肉体を手に入れ「レッドキャップス」隊長となる。そして、オリジナル
ARMS 達を捕獲する為の非道な作戦「スナーク狩り」を決行したが、彼らの予想外の反撃を喰らい部下を見捨てて脱出しようとするも突然老化現象を起こし老衰で死亡した。彼すらも捨て駒の一つに過ぎなかった。; クリフ・ギルバート(声優:檜山修之)
: 「魔王(セイタン)クリフ」の異名を持っている。驚異的な念動力を持つ X-ARMY リーダー。
: 妹のユーゴーとは違い、元々大した能力を持たなかったが、ある時突然に強大な破壊的な力を得た。
: キース・レッドに敵対心を持っており、またX-ARMYの他のメンバーを解放するため、オリジナル
ARMS を彼より先に倒そうとする。最後はキース・レッドに挑むも返り討ちにされてしまう。; キャロル(声優:白鳥由里)
: 念動力でものを曲げることができる少女。それ故に周りから疎まれて捨てられ、これにより深い心の傷を負っていた。「ツイスター(螺旋)のキャロル」の異名を持つ。X-ARMYが全滅した後は新宮家の養子になる。10年後には、大学に通う傍ら、新宮家の家事一切を切り盛りする多忙な毎日を過ごしている。; キクロプス(声優:宝亀克寿)
: 「千里眼のキクロプス」の異名を持つ男。ありとあらゆる波長の電磁波を視ることによる透視能力と、光線を集中し放って視界内のものを焼き尽くす目を持つ。ナイフの使い手で
ARMS をも切り裂くことのできる超振動ナイフを使用していた。
: 実験によって会話や日常的な生活を失ってしまっているが、彼もまた仲間のためになら命を投げ出す覚悟で戦いに臨んでいた。; ヴォルフ(声優:広瀬正志)
: 「不死身のヴォルフ」の異名をもつオカマの大男。悪性腫瘍|ガン細胞の原理を利用した再生能力を持ち、心臓を刺されてもすぐに傷がふさがってしまう。
: 人生を狂わされた彼らも、エグリゴリにとっては更なる超人を生み出すための捨て石でしかなかった。仲間を思いやり、ハーブティーなどが好きな温和な性格ながら、それだけに戦いの際には容赦ない力押しで臨む。; ガシュレー(声優:郷里大輔)
: エグリゴリのサイボーグ兄弟「クリムゾン・トライアッド」の長兄。ハニカム構造のチタン装甲(作中では「ハニカムとチタンの複合装甲」と言われているがこの意であろう)で身を固めた重量級サイボーグ。ウサギを全力で狩るライオンの如き高いプライドを持つ高潔な男で、「戦士」としてあるべきことにこだわりを持つ。第一部において鐙沢村で2度高槻涼と一騎打ちをし、両戦共に敗北するが、その戦いの中でも、高槻に「戦士として生きろ」と言い放つ。その言葉は、後の高槻に多少なりとも影響を与えたようである。鐙沢村の住民を虐殺しようとするキース・レッド率いるエグリゴリの部隊に反抗し、討ち死にする。; ビイ(声優:本多知恵子)
: 「クリムゾン・トライアッド」の紅一点。背中から蜻蛉のような四枚の羽を生やし、亜音速で飛行する事によって発生する真空で目標を切断する。改造された自分の体を憎悪しながらも戦士として誇りを持ち、巴武士と一騎打ちをするが、第二形態に進化したホワイトラビットの跳躍力の前に敗北し、地面に叩き付けられる寸前に武士に情けを掛けられ、オリジナル
ARMSの置かれた状況に共感する。その後、ガシュレーと共にエグリゴリの部隊に反抗し、討ち死にする。; フェイス(声優:二又一成)
: 「クリムゾン・トライアッド」の一人。関節が存在せず、軟体生物のごとき動きで敵を翻弄するナイフ使い。顔を任意に変化させて変装し、敵を惑わす事を得意とする。新宮隼人と一騎打ちをするが、逆に刺殺される。その卑劣な性格からかガシュレーにも、殺されるのも止むを得ないと思われていた。; クロウ(声優:小杉十郎太)
: エグリゴリからの最初の刺客。そのサイボーグ化した両腕には拳から生やす爪(クロウ)等が仕込まれている。エグリゴリの人間を狩っていた新宮隼人を狙うが、覚醒したジャバウォックの腕に半殺しにされる。
[オリジナルARMS]:アザゼルがアリスを取り込み生まれた、最初の
ARMS。アリスの意思を濃く受け継いでおり、それぞれが固有の自我を持つ。故に制御が極めて困難で、必ずしも移植者の意思で最終形態になれるわけではない。制御するとしても移植者の強い意思がなければいけない。
:尚、エグリゴリでは初期のキースシリーズ十数人に移植を試んだ。適応性はあったものの幼い子供に強大な自我を持つオリジナルを制御など出来るはずも無く、全身を侵食化され全員死亡している。
[ジャバウォック](声優:池田秀一)
: アザゼルから誕生したオリジナル
ARMS の一つ。“黒いアリス”の「憎しみ」をプログラムされており、他の3体のオリジナルと比べて極めて異質な
ARMSである。エグリゴリの研究班をもってしても“制御不能”“ブラックボックスが多すぎ解析不能”と言わしめた存在。自らが受けた攻撃を学習し、逆に自分の能力としてしまうことが出来る。最終的には核のエネルギーを吸収し、巨大な反物質の精製を行う事が可能となる。どんな傷も瞬時に修復する
ARMS の超再生能力を無効にする「
ARMS 殺し」の爪と、その際限の無い破壊力から『魔獣』と呼ばれる。涼に救われた時に「汝とともにと生き汝とともに滅びる」と忠誠を誓うが、涼が憎しみに囚われると暴走するのは変わらず。猛る心と野生を秘めた存在である。
:; 第一形態
:: 形状は普通の腕と大差無いが、伸縮自在で柔軟性がある。また防御の際には盾の形のように変化する。
:; 第二形態
:: 大型の手甲で覆われた形状となり、取り込んだ鉱物を弾丸の形状にして、圧縮空気を利用して撃ちだせるようになった。
:; 第三形態
:: 第二形態から多少形状が変化しており砲撃時は大砲のような形状に変形、電磁誘導式のさらに強力な砲撃が可能になった。
:; 暴走形態
:: 怒りや憎しみといったマイナスの感情が高まったり、生命の危機を感じ取るとこの状態になる。この形態になると、目の周りにジャバウォックと同じ様な模様が表れ、右腕以外でも
ARMS 並みのパワーとスピード、再生能力を発揮することが出来る。第二部以降、頻繁にこの形態になる。しかしこの形態は、ジャバウォックに最も精神を支配されやすい状態でもあった。
:; 最終形態(第一進化)
:: ほぼ完全にジャバウォックに精神を支配されてしまい、基本的に制御がまったく効かない状態。ただし双方の目的が一致した場合、涼の意思のとおりに動けるようである。
:; 最終形態(第二進化)
:: 反物質砲が撃てるようになったと同時に進化した。肩が大型化し、肘の部分が尖るなどの形状の変化も見られ、さらに禍々しさが増した。
:; 最終形態(巨大化)
:: カリヨンタワー地下の巨大アザゼルと融合した姿。ミサイルのエネルギーを吸収し、大火炎を吐く。核ミサイルを取り込み、人類を滅亡させる規模の反物質を精製することが可能。涼の「自己嫌悪」により完全に暴走している。
[ナイト](声優:小杉十郎太)
: 「ジャバウォックの爪」と同じ
ARMS 殺しの能力が備わった「ミスティルテイン|ミストルテインの槍」を持つオリジナル
ARMS。“白いアリス”の「仁愛」がプログラムされている。
ARMS中最も硬いといわれるブレードを持つ。ジャバウォックとは逆で非常に理性的であり、基本的には隼人の意思を優先させ、高潔な騎士を思わせる心を持ち、純粋に誰かを守りたいという移植者の心に反応する。しかしジャバウォックが暴走すると隼人の意思を完全に無視して、即座に殺しに向かう。アリスの分身ともいえるオリジナル
ARMSの中で、唯一
ARMSの中にいるアリスが出てこなかった。
:; 第一形態
:: 指が鉤爪になっており、手首の辺りから1メートルほどの刃が伸びている。刃は前後に向きが変えられる。
:; 第二形態
:: 大型の盾に射出可能のニードルが一体となった形状となった。刃の向きは変えられなくなったが、十数メートルほど伸縮が可能になり、サイボーグの装甲も容易く切り裂けるほど切れ味と強度が増した。
:; 格闘形態
:: 刃とニードルが無くなり、形状も小型化し、新宮流古武術に特化した形態。コウ・カルナギ戦では左腕だけだったが、カリヨンタワーで複数のサイボーグとの戦闘では、両腕が
ARMS になり、頬から目の辺りにかけて
ARMS独特の模様が表れた。なお、この作中では2回のみこの形態になった。
:; 最終形態(第一進化)
:: “騎士”の名の通り騎士の姿をしている。右腕自体が光り輝く錐型のランス_(槍)|ランスになっている。左腕の盾についている刃がない状態もあるようだ。
:; 最終形態(第二進化)
:: 「ミストルテインの槍」が殻を破るように光り輝き、肘を中心にして伸縮させて双頭にすることと回転させることによる前方広範囲に遠距離攻撃が可能となった。
[ホワイトラビット](声優:中田浩二 (声優)|中田浩二)
: ナイトと同じく、人を想う方のアリスの意思がプログラムされているオリジナル
ARMS。“白いアリス”の「勇気」がプログラムされている。ジャバウォックが暴走した際にはナイトと協力して戦う(ホワイト?ラビットが音速移動で衝撃波を起こして動きを止め、ナイトの「ミストルテインの槍」で攻撃するコンビネーション)。童話の通り、色々な人を導いてきた。
ARMS の過去を武士に教えてくれたのも彼である。おとなしく知的な面を見せ、静かな義務感を抱く。
:; 第一形態
:: 太股の辺りに空気の排出口がある。高所からの着地も苦にせず、人間相手なら蹴り上げるだけで瀕死にさせるほど脚力が向上する。
:; 第二形態
:: 両足がスカートのような形になり、圧縮空気を使って一気に300メートルの跳躍が可能となった。また連続噴射することによって、空中で自在に移動ができる。武士の常人離れした反射能力と相まって、さらに強力になった足技を得意とし、空中戦すらこなす。
:; 最終形態(第一進化)
:: ホワイトラビットの名の通りウサギと人を混ぜたような姿をし、蝙蝠のような大きな翼を備える。音速(極超音速程)を超えて飛行することができ、その際は翼を折りたたんで戦闘機のような翼となる。ソニックブームで敵を粉砕する。
:; 繭
:: 武士が昏睡状態に陥った際にこの状態になった。中ではホワイトラビットが武士に
ARMS の過去を教えていた。
:; 最終形態(withアリス)
:: 繭から孵った後、“新しい力”として“白いアリス”を連れてきたことによりパワーアップした。体が光り輝き、その光には攻撃能力と
ARMS殺しの特性が備わっている。飛行速度とそれに伴うソニックブームの規模が劇的に上がっている。その力の前では空間の断裂も塵芥同然。白いアリス消滅後も能力を使うことは可能だが、常時光輝くことはできなくなった模様。
[クイーン・オブ・ハート](声優:山口奈々)
: 全
ARMS 中、唯一覚醒しても適合者の肉体が変異せず、他の
ARMS とは毛並みが異なるオリジナル
ARMS。“白いアリス”の「審判」がプログラムされている。覚醒した際には恵を包む形でホログラムとして現れる。攻撃能力は皆無だが、彼女の持つ「アイギスの鏡」は全ての攻撃をはね返す。また特性として他のメンバーの
ARMS 化を強制解除する能力を持ち、全ての
ARMS を無条件で消滅させる禁断のプログラムも備わっている(ただし恵は使用しなかった)。女王の名の通りある意味では最強の
ARMS である。実体を持たないせいか、恵に干渉することは殆どなかった。仮面の下の素顔はアリスのものであることから、白いアリスの意思と、人間とは全く違う価値観を持ちながらも人間の心に惹かれたアザゼル自身の持つ意思を強く受け継いだ存在といえぁ
h$&!#
:; 戦闘形態
:: 眼が
ARMSとなっており、空気の流れや相手の筋肉の動きに至るまで、あらゆることを見通せる。1キロメートル先の本が読めたり、飛んでくる弾丸も捉えることも可能らしい。ただし基本的に戦闘用の
ARMS ではなく、あくまで索敵用の
ARMS なので、戦闘に関しては恵自身の戦闘術に頼ることになる。外見の変化が無いため、常時
ARMS を使用しているのか、説明は特に無かったが、恐らくは使い分けていると思われる。他のオリジナル
ARMS のように進化はしなかった(メンバーに出会う前に性能が向上した可能性はある)。ただし
ARMS全般に見られる治癒力は持っており、常人なら重症であるような怪我も、全身に分布しているナノマシンが修復する機能を持つ。
:; 最終形態
:: 恵の身体を中心に「クイーン・オブ・ハート」の姿がホログラムとなって現れる。このとき恵の身体は中に浮いている状態となる。ただのホログラムではなく力場(フィールド)となっており、あらゆる攻撃を跳ね返す「アイギスの鏡」を持つ。
[アドバンストARMS]:自我を持つため人間の手には負えない
ARMSを人間の道具として制御するためにアザゼル(アリス)から取り出されて自我の代わりにAIを植えられた、オリジナル
ARMSのような意思を持たない
ARMS。エグリゴリが収集した異能力者の遺伝子や兵器を兵装として組み込まれている。
:オリジナルとは違いコントロールが容易で、移植者の意思により最終形態になることが可能だが、完全適応率は非常に低い。; グリフォン(幻獣)
: アドバンスト
ARMSの一体。コアはキース・レッドの頭部にある。腕やブレードが高出力の振動子(トランジユーサー)となっており、強力な超音波を操り、触れるものすべてを粉砕し、両腕のブレードであらゆるものを切り裂く。主人公らと初めて会った時は、圧倒的な力の差を見せ付けた。後に覚醒したナイトにより両腕を破壊され、直後に全身を超音波兵器へと変化させ抵抗するが「ミストルテインの槍」により完全に敗れ去る。; マッドハッター(気狂い帽子屋)
: アドバンスト
ARMS の一体。キース・シルバーの左腕が
ARMS化しており、掌から荷電粒子砲「ブリューナクの槍」を放つ。また、5本の指先から高出力の電撃を発生させることにより、実体弾に対するバリアとして用いることも可能である。非常に強力な攻撃力を持つが、荷電粒子砲を連続使用すると体温が異常上昇してしまうため、長時間の使用は出来ない(最終形態になった場合、この問題は解消される)。ギャローズベルでの戦闘で武士を追い詰めるが、ジャバウォックの反物質砲により敗れる。その後カリヨンタワーで涼と対決するが、
ARMS の力が自身の耐久力の限界を超えてしまう。; チェシャキャット(チェシャ猫)
: 人型の多い
ARMS の中において、巨大なネコのような姿をしている。空間干渉能力を持ち、物理特性に左右されず、あらゆるものを切り裂く空間の断裂を作り出したり空間転移が可能であり、360度に空間の断裂を放つ技を「魔剣アンサラー」と呼ぶ。身体を変異させずに能力を使うことが可能。覚醒した際は数本ある尾から攻撃を放つ。ホワンの超能力が組み込まれている。
: アリスの「希望」の意志が託されている。
: グランドキャニオンにてジャバウォックと対決し、ジャバウォックを追い詰めるが、ジャバウォックの強大な力を目の当たりにして逃亡。後にブラックに反抗するが、逆にコアに致命傷を負わされてしまい崩れ去った。; マーチ・ヘア(三月兎)
: 女性的なシルエットを持ち、鏡やガラスのような体表を持つ。普段はキース・バイオレットの両目が
ARMS化している。周囲にナノマシンを散布し幻影を作り出す「バロールの魔眼」を操る。散布したナノマシンを操作することによって、あらゆる方向から強力なレーザーを照射する、また鏡面のような身体を利用することにより、ナノマシンがなくても風景に溶け込んだりレーザーを放つことが出来る。劇中唯一最後まで生き残ったアドバンスド
ARMS でもある。; ハンプティ・ダンプティ(神の卵)
:何らかの能力を後付けされた他の
ARMS とは違い、金属生命体としての始原的な特性に特化した最も純粋な
ARMS。単分子ブレード「神剣フラガラッハ」や枝の様な翼を持つ(どちらも他の
ARMSの能力を吸収した可能性あり)。その細胞はあらゆるエネルギーを吸収し取り込み進化の糧にする事ができる。そのため、あらゆる物体を切り裂く空間の断裂さえハンプティ・ダンプティにダメージを与える事はできず、基本的に通常状態でも無敵である。しかし、唯一オリジナル
ARMSの持つ
ARMS殺しならばダメージを与えることが可能(ただし能力吸収までは無効化できない)。この特性に加えて、体を黒いエネルギーの力場によって覆うことができ(最終形態では全身が常に覆われている)、これを展開している限りは、
ARMS殺しも含めたどのような攻撃もすり抜け\xA1
$F$7$^$$L50UL#$H$J$k!#?@$NMq<+?H$+NO>l$,B>$N
ARMSに直接触れることで能力を吸収し、即座に自らの能力とすることが出来、最終的にはホワイトラビットとクィーンオブハート以外の全てのオリジナル
ARMSとアドバンスド
ARMSの能力を備えた。
:実はブラックがホワイトを殺害した際、ホワイトの残留思念が偶然取り込まれてしまい、ブラックの意思に影響を与えていた。そしてハンプティダンプティの特性を無効化する
ARMS殺しの爪を受けた際、ホワイトの意識がブラックの意識を乗っ取ってしまう。
:ブルーとの対決の際に彼の自爆により、ホワイトの気づかない内に致命的な傷(神の卵に入り込んだブルーの意識により、内に封じられたブラックの意識を解き放たれた)を負い、それが原因となり身体を覆う力場が取り除かれ、ナイトとの最終決戦で敗れた。ちなみに、力場が取り除かれた際の姿は、全
ARMS中最も貧相である。; ドーマウス(眠り鼠)
: 身体を変化させ、針のような小型ミサイルを飛ばす「魔弾タスラム」の能力を持つ
ARMS。腕や肩から針を飛ばし、広範囲を攻撃できる。ブルーに移植されたが適合できず、リミッター無しでは暴走し数分で自壊してしまう。後に力を失ったオリジナル
ARMS のメンバーを救うため、ブルーが自らリミッターを外し数分間のみの最終形態となり、彼らの窮地を救ったが、ハンプティ・ダンプティとの対決で全身を「魔弾タスラム」に変え、自爆により散る。
[その他]・ モデュレイテッド
ARMS: 量産を前提に調整(モデュレイテッド)された「量産型」の
ARMS 達。移植者の闘争心を喰らって姿形や機能を形成する。姿形はアリスの作品に出てきたキャラクターがモデルとなっている(芋虫など)。普段はリミッターを付けて、完全体になるのを抑えているが、リミッターを外し完全体になった場合、二度と人の姿には戻れないという欠点がある。; バンダースナッチ(神獣)
: コアを移植された他の
ARMS と違い、カツミの体内でコアが生成された特殊な
ARMS。オリジナル
ARMS と同様、自我がある。“黒いアリス”の「憎しみ」がプログラムされており、「プログラム・ジャバウォック」に替わる「プログラム・バンダースナッチ」の要となる。外見はジャバウォックに酷似しているが、肩が尖っていたり体色が白いといった外見の違いが見られる。またマーチ・ヘアと同じ「ナノマシン散布型」となっており、空気中の窒素を散布したナノマシンで液体に変え、周囲を極寒冷地にすることができ、炎を操るジャバウォックとは対照的な能力となっている。; アリス(声優:久川綾)
:
ARMS の生みの親であり、ティリングハースト立案のチルドレン・オブ・チャペル計画の元に誕生した最初の子供。可憐な少女だが非常に優秀な頭脳を誇り、人類初の金属生命体「アザゼル」移植への完璧な耐性を示した超人類である。10歳にしてエグリゴリの科学者として、彼女が父親と呼ぶティリングハーストやキース?ホワイトと共に働いていた。金属生命体「アザゼル」に、コンピュータープログラミングによって心を吹き込む作業に従事し、金属生命移植の実験体である同年代の子供達の精神的なケアも行っていた。また、本来は存在しないはずの青色のバラ|薔薇「ブルーウィッシュ」を、品種改良によって作り出した。生まれて以来地中深くの施設で育ち、研究者として働いてきたことで、数々の功績をあげたアリスは、エグリゴリではVIP待遇だったが、ティリングハーストを除くエグリゴリの人間達、特にキース・ホワイトなどは、アリスも実験体としてしか見ていなかった。
:そんな環境の中、超人類といえる能力の持ち主であっても、内面は繊細な少女であったアリスは、同年代の実験体の子供達の死を目にするうちに、いつしか「自由」や「外の世界」に憧れる様になる。そして実験体の子供達と共にエグリゴリの施設からの脱出を試みるが、キース・ホワイトに阻止される。そしてアリスもまた「人類進化のための道具に過ぎない」とホワイトから告げられ、目前で逃がそうとした子供達は兵士達に射殺される。それを見たアリスは、思わず兵士の銃撃に飛び込んだため瀕死の重傷を負ってしまう。その直後、彼女に心を造ってもらった事で彼女に対して強い友愛の心を持つアザゼルがアリスを吸収、融合する。アリスを飲み込んだアザゼルは、始まりの
ARMS「アリス」となり、エグリゴリの中枢を支配する司令塔になる。またそれと共に、アリスの心を受け継いだ4つ「オリジナル
ARMS」も誕生する。アザゼルの中のアリスは、人間に道具にされたことで非常に強い憎しみを持っている“黒いアリス”と、本来の心優しい“白いアリス”の2 B$D$KJ,Nv$7!"$=$N@:?@$OL2$j$K$D$$$?!#%(%0%j%4%j$r;YG[$7$?!V%"%j%9!W$O!"%(%0%j%4%j$N%^%6!<%3%s%T%e!<%?$H$7$F%-!<%9!&%7%j!<%:$K;XNa$r=P$7!"A4@$3&$N3KKI1R%7%9%F%`$r>h$C
組織
・ エグリゴリ
: 巨大な軍産複合体を背景とする極秘組織で、世界中にそのネットワークを張り巡らせている。おそらく米国の国防省やCIA、軍需企業などが主体となって組織を維持しており、公開実験にはアメリカ合衆国国防長官も招かれていた。作中では、米国大統領にとってもむやみにエグリゴリに触れるのはタブーで、かのジョン・F・ケネディ|第三十五代大統領は、エグリゴリの情報を世間に公開しようとしたために暗殺されたことをほのめかすくだりがある。
: 第二次世界大戦終結直後、核兵器による絶滅の危機に常に瀕している人類にとっての進化による生存、絶滅に続く第3の選択肢、「種 (生物)|種の人工進化」を提唱したキース・ホワイトによって、ナチスドイツや旧日本軍の技術も取り入れられ、「プロジェクト・ARMS」が開始された。高槻達の前に立ちはだかったサイボーグ、超能力者、ミュータントは、ARMS 研究の一環として非人道的な人体実験を繰り返すことによって生み出され、兵器とされた彼らを各国政府、軍に提供する見返りに、研究への支援を受けていた。
: その名の由来は、エノク書にて禁断の知識と技術を人間に与えた堕天使アザゼル#グリゴリ(監視団)〜旧約聖書偽典「エノク書」による〜|エグリゴリから。:; 最高幹部会
:: エグリゴリの意志を握り、命令を下す執行部。戦後間もないころの組織の発足当初は科学者、軍人、政治家、企業家など米国政財界の大物たちによって構成されていたが、1970年代末、キース・ブラックのクーデターによって父キース・ホワイトらを初めとする最高幹部は全て抹殺される。それ以後、最高幹部会はキースシリーズが占め、長兄のブラックがエグリゴリを統治している。:; X-ARMY
:: 遺伝子改造や投薬により超能力や常識を越えた身体能力を付与された者、先天的にそのような能力を持つ人間を集めたエグリゴリの実験部隊。「レッドキャップス」完成後は用済みとばかり全員処分され、運良くユーゴーとキャロルの2人だけが生き残った。:; レッドキャップス
:: クローニングとウイルスによる遺伝子書き換えにより X-ARMY から抽出した「不死身の体」「千里眼」「テレパシー」の能力を付与して作られたクローン少年の体に、年老いた傭兵の脳を移植することで実現された、百戦錬磨(を謳われた)の超人部隊。だが「スナーク狩り」と名付けられた藍空市におけるオリジナル ARMS の捕獲作戦において数多くの致命的な欠陥を露呈し、あげく結局は使い捨てであり、クローニングにより身体を作る際の過剰成長が生む急激な老化に対する制限が切れ、急激に老化し自滅。:; イプシロン・フォース
:: アメリカ国内最大戦力と言われる、エグリゴリ直属の部隊。別名、虐殺部隊(ジェノサイド?フォース)とも呼ばれる。「プログラム・バンダースナッチ」発動後は、キース・ホワイト達に生贄として見殺しにされる。:; 高速機動隊
:: 「高速戦闘サイボーグ」「高機動型サイボーグ」等とも表される。人間の肉眼では全く捉えられない亜音速で移動・行動し、ARMS をも切り裂ける超振動ナイフを装備した戦闘サイボーグ。頭部全体を包むヘッドギアが特徴的である。イプシロン・フォースなどエグリゴリの部隊に所属。そのシンプルな強さの為、中盤以降最高の噛ませ犬としてしばしば登場する。:; アサイラム
:: 絶海の孤島にある収容所で、表向きは精神病患者や社会に適応できないとされた者を集めた更生施設だが、実態はエグリゴリが在野の先天的に特殊能力を持つ者や、特殊な遺伝子を持つミュータントを集めて収容した施設である。彼らは、表の世界で何らかの問題を起こしたためか、強制的に拉致されて集められたと思われるが、集められた者たちは、エグリゴリの遺伝子研究のサンプルとなったり、エグリゴリの工作を請け負うエージェントとして働かされている。作中に登場した収容者は、コウ・カルナギ、ラヴィニア・ウェイトリー、ジェームズ・ホワンの三人である。:; ネクスト
:: 「プログラム・ジャバウォック」において、ヒトが絶滅した後に地球を支配する予定のアンドロイド。従来のサイボーグと違い、どうしても血液の必要な「脳」が無く、その代わりにデジタル化した記憶を移植した高性能コンピュータを頭の中に搭載している。そのためバックアップがあれば同じ記憶のネクストをいくらでも作れる。あらゆる物体をARMSの再生能力ですらも追い付かないほどに粉砕可能な超振動発生装置と高速移動を可能にする亜音速走行用脳内アクセレ−ターを搭載している。移植されている記憶は、ドラッケンのヨハン・ホルストの元上司であるクラーク・ノイマン少佐のものとネクストの産みの親であり自らもネクストと化しているドクター・グラハムの実の息子であるヒューイのものである。:; モデュレイテッド ARMS 部隊
:: 「プログラム・バンダースナッチ」において、ヒトが絶滅した後に地球を支配する予定のモデュレイテッド ARMS 移植者。だが、リーダーのホワン以外は精神的な面で脆さを持ち、また成長した主人公と比較すると圧倒的に弱い。戦場での戦闘経験は豊富らしいが、油断と慢心を助長させる要因にしかならなかったようだ。散々に打ちのめされた後にホワンに捨て駒にされ、人として生きられない体のまま、戦いに敗れて果てた。; ブルーメン
: エグリゴリの被害者やエグリゴリを憎む者達を集め、キース・ブルーによって結成された反エグリゴリ組織。世界各国に支部があり、戦士、工作員、科学者、技術者などあらゆる分野において、エグリゴリに対抗しうる優秀な能力を持った者が集まった(FBIの中にもメンバーがいた)エキスパート軍団で、かなりの経済力も備えていたが、組織規模はエグリゴリに及ばず、その末端を刺激しては一進一退を繰り返す苦しい状況が続いていた。鐙沢村に極秘の施設があり、そこで高槻涼を初めとする4人のオリジナルARMS適合者が産み出された。:; ドラッケン
:: ブルーメン・ヨーロッパ所属特殊作戦チームのサイボーグ部隊。隊長はヨハン・ホルスト。エグリゴリからの離反部隊であり、以前から無敵部隊として恐れられていた。戦闘サイボーグとしては旧式であり、交換部品も戦死した仲間の体から補充するしかないという苦しい部隊だが、実力は本物。最新鋭の体を持つはずのイプシロン・フォースのサイボーグ部隊ですら一撃で葬り去るほどであった。; チャペルの子供達
: 妊婦を通して胎児に特殊な投薬をする「チャペル計画」により生み出された、天才少年少女達。計画そのものはエグリゴリの初期から立案され、テリィングハースト博士の「胎児の脳細胞の発達」に関する研究論文が基礎になっている。1960年代にその計画は実行に移され、「アリス」がその最初の子供として誕生した。彼らは生まれて数ヶ月で言葉を喋り、数年で大学を卒業できるほどの頭脳を持つ。当初は一般社会で暮らしていたが、ボーエン兄弟の起こした大事件により、エグリゴリは子供達の回収を決定。彼ら彼女らの親はエグリゴリの裏工作によって金銭的に追いつめられ、己の子供をエグリゴリに売り渡す。集められた子供達はエグリゴリの為の研究に勤しむ事になる。
: エグリゴリが廃棄を決定した実験部隊”猟犬(ハウンド)”部隊を手に入れ再強化したことと、アザゼル研究の為彼ら彼女らが集められていたギャローズ・ベルに主人公達が立ち寄ったことにより、オスカー・ブレンテンをリーダーとしてエグリゴリに反旗を翻す事を決定。オリジナル ARMS を捕獲せんと”猟犬(ハウンド)”部隊をけしかけるが、反乱がエグリゴリに察知されていたことを知って主人公達に降伏、和解する。:; ”猟犬(ハウンド)”部隊
:: 元はエグリゴリによって試験的に作られた強化人間(ブーステッドマン)部隊。廃棄処分されるところをチャペルの子供達に見込まれて、さらなる再強化を施される。獣のごとき反射神経・運動神経と視聴嗅覚を持ち、狼やライオンなどの群れで狩りをする肉食獣のごとく統制の取れた連係プレイをする。ただしそれらの超感覚に伴うアドレナリンの過剰分泌で、一歩間違えば廃人になるリスクも負っている。
:: 当初は主人の命により主人公達と戦うが、主人の「チャペルの子供達」のリーダーであるオスカーを巴武士が救った事により主人共々降伏、和解する。
:: 主人公達との戦いに次いでキース・グリーン率いるヘリ部隊の待ち伏せにより大打撃を受けるが、後半で復活、ブルーメンと共に「プログラム・バンダースナッチ」を阻止する為キース・ホワイトやエグリゴリの残党と戦う。
用語解説
・ ARMS(アームズ)
: 人間の能力をより高みへと昇らせる為に(理由は多々あるが)生み出された、炭素生命体と珪素生命体のハイブリッド生命体。ナノマシン(厳密には金属生命体の細胞)の集合体であるARMSコアを適合者に移植もしくは体内でコアを生成することで誕生する。適合者とは ARMS に侵食を受けずに生き残れる遺伝子的な素質を持つものであり、その数は非常に少ない。この適合者以外が ARMS を移植されても短時間で乾いた泥の様に身体が崩れ去ってしまう。人間を越えた再生能力を持ち、怪我はあっという間に治る。コアや戦闘形態時のその身体は金属の特性を持ち、硬度があり電気を通すが、それ自体が分裂増殖、そして変形する。炭素をベースとした地球上の生命体とは異なり、珪素をベースとした物質で構成されている。移植された際に、その人間の欠損部分を自らの細胞で補う性質があり、補われた部分は普段は人間の体と全く変わらないよう擬態しているが、緊急時には使用者の意図に従い、戦闘形態へ変形する。基\xA1
K\E*$K@:L)5!3#$HF1MM$G!"EE7b$rARMS である4体のオリジナル ARMS のコアはアリスの心を受け継いでおり独自の意思を持つが、後に意思を持たないアドバンスド ARMS、量産を前提に開発されたモデュレイテッド ARMS が作られた。
: なおオリジナル ARMSとアドバンスド ARMSが「不思議の国のアリス」の登場キャラクターをモチーフにした存在として生み出されたのは、これらのARMSの母たるアリスが、自分と同じ「アリス」という名前の主人公が自由に活躍している「不思議の国のアリス」の物語を、施設に閉じ込められて外の世界に出られない自分の現実からの逃避の場としていたことからの影響である。; アザゼル
: ARMS の元となる群体のシリコン生命体。宇宙から飛来したもので、見た目はただの隕石のようだが意志を持ち、人の「心」に憧れている。その為、今そこにある最も強く純粋な「想い」に惹かれ、姿と性質を変化させる。ギャローズベルの地下研究所では、怒りによって高鳴った高槻涼(ジャバウォック)の意志に惹かれ、ジャバウォック(完全体第一形態)へと変貌を遂げ、後に純粋な友愛の心に触れ、その無限とも言える命をかけて窮地を救う。複数存在し、作中では4つ確認されている。なおモデュレイテッド ARMS を除く全ての ARMS は、アリスを取り込んだカリヨンタワーの巨大アザゼルから生まれ出た。; ARMS殺し
: ARMSのナノマシンを停止させるウィルスによって、ARMSの超再生能力を無効にするシステム。ARMS殺しによって刻まれた傷は二度と癒すことができない為、ARMS同士の戦闘では絶大な効果がある。劇中ではジャバウォックの爪、ナイトのミストルテインの槍、アリスを伴ったホワイトラビットが全身から放つ光などに備わっている。; ギャローズ・ベル
: アリゾナ州にある架空の町。その名は、西部開拓時代に騎兵隊が捕らえたネイティヴ・アメリカンを絞首刑にし、その際に鳴らす鐘で彼らを威嚇したことに由来する。チャペルの子供達とその親が住む。この町を支配しているのは子供達であり、親達は「自分たちを売ったクズ」と蔑まれながら怠惰な日々を送っている。地下にはアザゼルと、主にそれを研究する為と思われる施設が存在。涼たちと連絡を取る予定だったブルーメンの連絡員が絞首刑されているのが兜光一によって発見されている。; カリヨンタワー
: ニューヨークに所在する、エグリゴリの総本部である巨大高層ビル。デューイ・グラハムそのものでもある。中枢部は地下にあり、アリスを取り込んだ巨大アザゼルもそこに存在する。; プログラム・ジャバウォック
: アリスの「憎悪」がプログラムされたジャバウォックの移植者を憎しみの海に叩き込む事により、ジャバウォックを暴走させ、さらにカリヨンタワーの巨大アザゼルと融合させる事で巨大な破滅の力(反物質)を生み出させ、それにより地球環境を破壊しヒトを滅亡させる計画。ヒトの滅亡後は、人間が持つ醜い欲を持たないアンドロイドの「ネクスト」が支配する。アザゼルと融合したアリスから「滅ぼせ」とのメッセージを受け取ったキース・ブラックの立てた計画である。; プログラム・バンダースナッチ
: 黒いアリスが産みだしたバンダースナッチを、カリヨンタワーとは別の巨大アザゼルと融合させる事によりその力を極大化させ、地球環境を激変させヒトを滅亡させる計画。ヒトの滅亡後は、「進化した人類」である ARMS 移植者が地球を支配する。「進化」に執着したキース・ホワイトによる計画である。
アニメ
タイトルは『PROJECT ARMS』。現在も続くテレビ東京の小学館作品原作テレビ東京土曜深夜アニメ枠|深夜アニメ枠作品の第1号である(BSジャパンでもネットされた)。アニメ版の特徴としては、以下のようなものである。
シナリオは原作に忠実である。ただし、ニューヨーク編は大幅に話を省略しており、アニメ版はここで完結している(DVD版の特典としてバンダースナッチ編の前半が製作され収録されている)。
声優は主役級・実力派を揃えており、新人の起用などはほとんどない。
原作後期のタッチをそのままアニメにしたような劇画的な影のつき方が印象的に仕上がっている。
レッドキャップス戦は「中性子爆弾」が「特殊爆弾」となり、後味の悪い最後が改められている(レッドキャップスに撃たれた少女の父親が一命を取り留め、再会する)など表現が変更されている。
シルバーはアリゾナ州|アリゾナで退場し、バイオレットとは要塞突入前に戦闘、最終章で描かれるブルー対ホワイトがNYで決着するなど、キースシリーズの描かれ方も変わっている。
9・11テロの影響からか、カリヨン要塞は都市の中心から海上に変更され、ジャバウォックが街中で暴れる様は見られない。
最終話はほとんど総集編であり、実質的に最終話1話前がクライマックスとなる。
動作画の乱れや没個性的な演出・音楽などいろいろな問題もあり、アニメファンからの評価は左程高いものを得られずに終わった。
[ スタッフ ]
原作:皆川亮二(小学館「週刊少年サンデー」)
監督:高谷浩利(前期)、亀垣一(後期)
シリーズ構成:吉永亜矢
キャラクターデザイン:佐藤正樹
音楽:池田大介
?